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【書評】覚悟の磨き方 超訳吉田松陰~「好き」を追求するために必要な力~

窮屈な世の中ですね。

夢を語れば、「意識が高い」と煙たがられ、
好きなことを「好きだ」と胸を張って語れない。
嫌なものを嫌とも言えません。

こんなことが当たり前の世の中です。

だから、皆が「普通」を追い求める。
本当に好きだと思うことができない。

そんな風にさえ、思えてきます。

それでは、本当に好きなものを追求したいと思った時に、必要なものとは何でしょう。

答えは「覚悟」ではないでしょうか。

好きなものを追求するには、人にどう思われようと、その道を進もうと思えるような覚悟が必要になります。

ただ、この覚悟を持つことは非常に難しい。

自分もまだ持てているとは言えません。

しかし、覚悟を持とうという努力を辞めたくはないのです。

そんな時、この本に出合いました。↓↓ 

覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books)

覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books)

 

激動の時代を生きた吉田松陰。

その波乱に満ちた人生は、今なお人の心を揺さぶり続けます。

本書では、吉田松陰のことを、一言で

誰よりも熱く、誰よりも冷静だった天才思想化家

と紹介しています。

 そして、そんな吉田松陰の言葉を「心」「士」「志」「知」「友」「死」の6つで分類して、とてもわかりやすく現代語訳しているのがこの本なんです。

一言一言が胸に刺さる…。

そんな1冊です。

その中でも、覚悟を決めるうえで、特に手助けとなる言葉を3つ紹介します。

覚悟を決める!吉田松陰の名言3選!

名言その1

私は学者でありたい。私が理想とする「学」とは本を山ほど読んだり、自分の考えを広めたりすることではなく、自分の生き方を追求し、世の中の役に立つものを届けることです。

」とは何でしょうか。

学校で勉強するような「知識」のことを言うのでしょうか。

それとも、ただ本に書いてあった内容をそのまま覚えて、人にひけらかすことなのでしょうか。

どちらも違うような気がします。

本当の「学」とは、「自分の生き方」に関係するものです。

学校で学んだ知識や、人にひけらかすための浅知恵は「学」とは呼びません。

そうではなく、自分の生き方を追求してついてきたもの、

かつ、それが自分の手で加工や考察を加えることで世の中の役に立つ可能性があるもの

それが「学」だと思うのです。

そんな学びを目指していきたいものですね。

名言その2

皆が納得していることには異論をしめし、誰かがずばぬけて好きなことには敬意を示す。皆が信じているものには疑問を投げかけ、その人しか持っていないものには敬意をしめす。余計な口を挟まない。これはひとつの集団が活躍するために不可欠なルールです。

 「常識」は正しいのでしょうか。

辞書には

『普通、一般人が持ち、また、持っているべき知識』(広辞苑)

と記載されています。

つまり、常識とはただ多くの人が持っている知識なのであって、正しいとは限らないんです。

例えば、「友達は多い方がいい」という常識があります。

本当にそうでしょうか?

孤独を舐め合うだけの友人に意味なんてあるんでしょうか?

そんな友人がいくらいたって、それは本当に正しいことだとは思えません。

僕は、2~3年後に分かれてしまう100人の友人よりも、
じーさんになっても、笑いあっていられる数人の友人の方が欲しい。

このように、世の常識は僕にとっての常識ではありません。

このようなことは、誰にだってあると思います。

「人とは何か感じ方が違う。」という違和感を信じること。

これが覚悟を持つということだと思います。

そして、その違和感を人も同じように持っていることを認め合うこと。

これが大事だと本書では紹介されています。

名言その3

人は「なんのために生きているか」で決まるのです。心に決めた目標の無い人間は、もはや「人間」とは呼びません。もし思い出せないなら、今すぐ思い出す時間を作るべきです。

ぶっちゃけ、「俺は○○のために生きている」と思うのは幻想だと思います。

人生の意味なんて本当はない。ただ、人が信じ込んでいるだけなんだと。

しかし、この人生の意味を信じ込むことは、人間にしか出来ない事です。

サピエンス全史という本にはこのような記述があります。

『「想像上の秩序」は(中略)多数の人間が効果的に協力するための、唯一の方法なのだ』

 「想像上の秩序」があったから、ホモサピエンスは発展できたというのです。

この「想像上の秩序」の一つに「生きる意味」も含まれているのではないでしょうか。

「生きる意味」なんて、想像でしかない。
しかし、人々がそれに向かって生きてきたことで、74億人まで「ヒト」という種は発展しました。
ここまで発展した種は類を見ません。
つまり、人間にしか「想像上の秩序=生きる意味」を作り出せないということではないでしょうか。

だから、「生きる意味」を見つけてこそ、やっと「人」なんだと思います。

まとめ

 

覚悟を決めるとはどういうことか、本書を読みながら考えました。

覚悟を決めるとは、自分自身と約束をするということ。自分の魂に誓うということです。

これは本当に孤独な試みです。

その孤独を、本書は癒してくれます。

そのような点で、覚悟を決めるための「手助け」の本として最高の本だと思いました。

しかし、あくまで「手助け」のみ。

本当に覚悟を決められるかは、自分にかかっています。

覚悟を決め、貫き通せるかは、自分次第なんです。

この本に背中を押してもらい、自分の人生を歩んでいこうと思います。

 

覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books)

覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books)

 

 

 

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

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