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【書評/地球星人/村田沙耶香著】「常識」とは何だ⁉正しい「常識との付き合い方」を考える。

いつからだろう。

「常識」という言葉に嫌悪感を抱くようになったのは。

これが常識だから~☆

とかいう連中が、どうも好きになれない。

そんな時に「コンビニ人間」を読んだ。

衝撃的だった。

その時の書評↓↓

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芥川賞を受賞するのは当然というような作品だった。

そして、この作品に影響を受け、今回読んだのが、コンビニ人間の作者である村田紗耶香先生が書いた「地球星人」である。

 

地球星人

地球星人

 

 衝撃の結末。

「常識」を疑うと言っても、この作品ほど常識について突き詰めた作品はないんじゃないか。

また、この作品からは、「常識」との付き合い方を学ぶことができる。

常識との付き合い方。それは、

常識から逃げることはできない。
ならば、自分なりの常識を作り出し、それに従って生きる。

ということだ。

「地球星人」あらすじ

「地球星人」の作り出した、「常識」が理解できない主人公。

この主人公は自分のことを「ポハピピンポボピア星人」だと思い込む。

その考えに共鳴した男が2匹。

ポハピピンポボピア星人と地球星人によって繰り広げられる物語は、衝撃のラストへ続いていく…。

常識に守られると、人は誰かを裁くようになる

 

今までの蓄積を捨てることができないんだ。ただのデータなのにね。

 常識との付き合い方

この物語の面白いところは、常識が理解できない「ポハピピンポボピア星人」が集まって共同生活を送るようになる点だ。

そこでは、「地球星人」には理解できないような生活が送られることとなる。

しかし、ポハピピンポボピア星人と地球星人と共通している点が一つだけあった。

それは、「ルールを作って生活している」ということだ。

たとえ、常識が理解できない「ポハピピンポボピア星人」でも、生活していくためにはルールが必要になる。

だから、知的生命体が集まって生活していくためには、自然とルールが形成される仕組みになっているのだ。

そのルールはやがて「常識」に変わる。

だから、人間が生活している限り、「ルール」つまり「常識」から逃れることはできない。

でも、その常識が生活を苦しめることがあるのも事実。

では、どうやって「常識」と付き合っていけばいいのか。

大事なのは、

自分なりの常識を作り出し、それに従って生きる。

ということだ。

自分なりの常識に従って生きる。

他人の常識は他人の物。自分の常識は自分のもの。

自分の常識を大切にすればいい。

だから、常識を押し付けるのは、もうやめにしようぜ。