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【菜根譚】成長のために必要な5つの知恵

はるか昔に書かれたにも関わらず、現代にまで残っている古典と呼ばれる作品。

それらには、たくさんの時代を乗り越えて語り継がれる知恵が隠されている。

その古典と呼ばれる作品たちの中で、今回は「菜根譚」を読んだ。

菜根譚 (岩波文庫)

菜根譚 (岩波文庫)

 

 この本には、成長のためのヒントがたくさん隠されていた。

その中の5つをご紹介したい。

菜根譚から学ぶ、成長のための5つの知恵

成長のための読書とは

心を清めさっぱりとして、そこで初めて書物を読み古聖賢の道を学ぶべきである。

もしそうでないと、一つの善行を見ると、それを口実にして利己的なことを計り、一つの善言を聞くと、それを借りわが欠点をとりつくろう口実にする

読書の意味とは、読書によって得られた知識で自分を正当化することではない。

むしろ読書することは、様々な考え方や物事を知って、自分を一度否定することに始まる。

そして、自分の思考法や行動をより良いものに変える。

これが読書の意味だ。

読書で得た知識を、今自分がこのままでいいとする理由にしてはいけない。

苦しみを受け入れよう

苦しんだり楽しんだりして、修行を重ね練磨して作り出した幸福であってこそ、その幸福は永続する

ただ、のらりくらりと日を過ごし少しも奮起しないものだけは、一生涯、進歩というものはない

頑張ることの苦しみから目を背け、今ある快楽にだけ注目していると、進歩できない。

楽しい中にも、苦しみがあって、それを乗り越えられた人に「進歩」はあるのだと思う。

反対に、頑張る苦しみから逃げている人は、頑張っている人を笑う。

頑張れない自分を正当化するためだ。

頑張っている苦労は、一見「不幸」のように見えるかもしれない。

しかし、「不幸」があるから「幸福」がある。

「不幸」を受け取れる人にしか、「幸福」を受け取れる権利はない。

苦しみを愛そう。

信念について

自己の信念をまげまでして人を喜ばせるよりは、自身の行ないを正しくして、人に嫌われるほうがましである。

 たとい大ぜいの人が疑いをもつからとて、自分が正しいと信ずる意見をやめてはならない

自分にとっての信念は「成長」だと思う。

「成長」という信念のために、無駄な時間をなるべく削りたい。

なれ合いの人間関係とか、意図しないネットサーフィンとか。

それでも、その信念を曲げてしまうことがある。

信念を曲げて、なんとなくスマホを見続けてしまったことがあった。

成長の機会として有意義な時間を面倒だからと遠ざけたことがあった。

信念を持った行動をしたい。

道はたくさんあるんだよ

 清らかな泉が流れ緑の草が生えて、飲むもの、ついばむものがいろいろとあるのに、いかもの食いのふくろうばかりは、わざわざ腐ったねずみの肉だけを好んで食べている。ああ、世間にはこの(中略)ふくろうのような真似をしていない者が、一体、幾人あるであろうか

人生において、選択肢は人の数だけあるのだと思う。

それなのに僕たちは、答えはたった一つだけという錯覚に陥りやすい。

もしかしたら、僕は自分の世界に固執してしまっているのかもしれない。

世界は広いのに、選択肢はたくさんあるのに、これだけが正しいと思い込んで窮屈な生き方をしているのではないか。

ひとそれぞれ自分の感じる世界があって、世界を感じる基準がある。

ただその自分の世界に固執してはいけない。

様々な世界を経験し、広い視野を持ちたい。

逆境に立ち向かえ

 人間、逆境にあるときは、身のまわりのすべてのことがはりや薬で、それで節操をとぎ行いをみがいているのであるが、しかも本人はそれを知らずにいる。(これに反し)順境にあるときは、目の前のすべてのことが、刃や戈で、それで肉を溶かし骨を削っているのであるが、しかも本人はそれを知らずにいる。

 逆境や困難な状況にこそ、成長のチャンスが眠っている。

逆に、調子がいい時は、つまずく種が潜んでいる。

どちらの場合も、気づくことは難しい。

僕はこの言葉に救われた。

今、逆境の中にいても、それが自分にとっての成長の機会になっているんだよ、

と言われている気がするから。

逆境にこそ、チャレンジしよう。